#5 Transhumanism
その中で重要なピースの一つ、それが『トランスヒューマニズム 』です。
今回はリクエストもあり、トランスヒューマニズム についてざっくりと書いてみたいと思います。
まず、トランスヒューマニズムとは、科学技術を用いて、人間の精神的、肉体的能力を増強し、 人間にとって望ましくないものを克服、不老・不死・不労を目指す思想とされています。
「超人間主義」などと訳されることもありますね(^^)
不老不死の獲得とか、やばい思想なのか? と考える方もいると思いますがちょっと待ってください‼️
トランスヒューマニズム化に関しては結構前から取り組まれている事なんです!
心臓をはじめとした人工臓器、義手や義足などの義肢、義眼や補聴器などが主な例で、これも機械(人工物)との融合なわけです。
後はなんといってもマイクロチップでしょうね!
マイクロチップなどは、日本ではまだ馴染みがありませんが、欧州や米国ではもう既に取り入れられ、トランスヒューマン化している人々が多く存在しています。
アメリカでは、トランスヒューマニズムを支持している人も多く、『トランスヒューマニスト党』という政党まであり、
その党代表、ゾルタン・イシュトヴァンが2016年の米大統領選にも名乗りをあげていました。🇺🇸
スウェーデンでは国のキャッシュレス化が進んでいることや、デジタルに関する信頼度が高いため、
4000人以上の人がマイクロチップを埋め込むなど、トランスヒューマニズム化が流行してきているんです。🇸🇪
そして今も、トランスヒューマニズムの研究は進められているのです!
その例を簡単に挙げてみます。
・昆虫サイボーグ
・スマートコンタクトレンズ
・パワードスーツ
・ブレインマシンインターフェース
などなど…
今は不老不死の獲得!というよりも、人間の暮らしを発展させていくもの、足りない部分を補うという動きが強いかもしれませんね!
このトランスヒューマニズムに関して、
あのイーロン・マスクは、
『このまま、AIの技術が進むと、私達は大幅に遅れをとります。 私達はAIからしたら飼い猫みたいな存在になるかもしれません。 勝てない相手なら仲間になるしかありません。』
と言っています。また、Facebookの創業者でもあるマーク・ザッカーバーグも、『今後は人が経験することの知覚的感覚や、感情まで全てを共有出来る時代がくるかもしれません。』
と発言されています。
名のある経営者たちがこう発言しているということは、トランスヒューマニズムというものを注目しているんだなと感じますね!
実際、イーロン・マスクが2016年に設立した脳科学関連スタートアップのニューラリンク(サンフランシスコ)が、2695万ドル(約29億円)の資金を調達したことが分かっています。
これだけの額を集めたということで、本気度が窺えますね笑
ただ、私の個人的な意見としては、情報に左右されず、しっかりと自分の頭で考える必要があると感じました。
人は新しいものを拒絶する性質を持っています。
実際に新たな価値観やものが現れて、すんなりと受け入れることは難しいでしょう。
それでも、私達人間は新しい人間のあり方を、考えなければならない位置に差し掛かっているんです。
トランスヒューマニズムの思想や技術がもっと進歩すれば、役立つ分野はたくさんあります。
しかし当然ながら、リスクというものも考えなければなりません。
自分がロボットや機械に支配されてしまうのではないか?
人体への影響は?体内にデジタルウィルスが混入する可能性があるのでは?
ハッキングなどで、マイクロチップ内の身分証やクレジット情報などの漏洩や、プライバシーの保護は?
などなど、問題点はあげればきりがないですね…
実際、トランスヒューマニズム化を反対してる方も数多く存在します。
悪用されるケースも必ず起こりうるでしょう。
それでも、今はスタンダードになってくる可能性のあるものに対し、自分の頭でメリット、デメリットはどうなのかを考えることが、
この先、時代が進歩していく中で重要になっていくと、考えます。
ただ、調べていくうちに不安にはなりました。
〝トランスヒューマニズム化がスタンダードになって、人類が機械やロボット、AIなどと融合し、この先更なる進化を遂げ、新たなステージに立った時、我々は果たして、『人間』で居続けられるのだろうか?〟と。
この?の答えを知ることが出来るのは一体いつになるのやら…
というわけで、トランスヒューマニズムについて、軽く書かせて頂きました❗️
調べていてとても奥が深いなと感じました。
色々な研究が多分野で行われているので、今後も情報を追っていきたいと思います( ^ω^ )
次回はいつなるか分かりません!
期待せずにお待ち下さい!
最後まで御一読ありがとうございました‼️